スポーツ 運動能力向上

自分の身体を使いこなせていますか?筋肉に頼りすぎず、骨格バランスで動く!

現代の生活は椅子の生活

現代の生活は椅子の生活になり、トイレは洋式、バリアフリー、パソコン・スマートフォンと便利になりました。その代償として現代人は身体を使いこなすことが下手になっています。

同じスポーツをしている人を見ていても、どっしりとしていて脱力しているけれど安定感のある人と、そうでない人がいます。もともと重心が安定している人は姿勢が整っていてバランスも良く、一つ一つの動きにキレがあります。重心が安定していなければ動きの中で腰が丸まることが多くなり、後ろ向きに重心が傾くためバランスが悪くなります。

筋肉トレーニング

身体を筋肉で動かそうとすれば、すぐに筋肉は疲労しやすく、ケガもしやすくなります。ですから、筋肉トレーニングやインナーマッスルを鍛えても筋肉に頼る動き方をしていれば、小手先の動きとなります。古武術に手足は身体の力を伝える道具という考え方があります。運動は力任せの筋肉運動ではなく、重心の移動によって体幹の力を手足に伝える事で行う方が理にかなっています。少し難しく感じるかもしれませんが、歩くという動作を例にとってみると脚で蹴って進むのではなく、体重を前にかけることで上半身が先に動いて脚が後からついて来るイメージです。

他にも脇をしめることが重要と言われますが、ただ脇をしめるイメージより身体の構造を理解し最も適した腕のポジションを定め、結果的に脇がしまった状態になったという方身体が安定します。なぜなら、ただ脇をしめようと思うと筋肉が力み身体が固まるからです。脇がしまる方向に腕を誘導し、脱力して肩が下がっている状態が理想的な骨格ポジションです。
スムーズな重心移動を行うためには、筋肉で身体を支えるのではなく骨に体重を乗せてバランスよく構える必要があります。すると、全身がつながり一体感が生まれ、力まずに身体をコントロールできると思います。見た目には、姿勢が良く前のめりで強いエネルギーを感じます。このような姿勢は、ワールドクラスのスポーツ選手にみられます。

ストレッチ

ストレッチに関しても、伸ばしすぎた筋肉は弱くなります。関節の動く範囲を広げる事と、筋肉をストレッチする事はイコールではありません。一般的にストレッチして床にべた~と開脚するのと、股割りは別物です。なので、必要以上に筋肉を伸ばさずに股関節の可動域を広げる事が重要です。そうすることで、強い筋肉で、関節の動く範囲は広く、ケガもしにくい状態になります。

身体の使い方はテクニックではなく、人体に備わった骨格構造を設計図通りに上手く利用してあげるということです。
みのり整骨院ではスポーツの競技能力向上、普段においても歩く動作など日常生活の動きを質の高いものにする指導を行っております。
サッカーのパスやシュート練習、野球の素振りや投球練習、ゴルフの打ちっ放しなど競技別に技術練習や筋力トレーニングばかりをするよりも、少しの時間でも骨格の扱い方をイメージ練習すると、今までよりも動ける自分になれると想います。

腰の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!